曹洞宗関東管区教化センター
大 覚 会 に て 法 話
平成18年9月12日 於:東京グランドホテル


足利市明林寺=西田正法老師(関東管区教化センター主管)とのご縁により
第85回大覚会において
「彼岸会にちなんで」と称し、1時間の法話を勤めさせていただきました。




     

     

講演中の様子

壇上からお話しするのは、小学校児童会の選挙演説以来??(笑)
スポットライトがこれほど眩しいものだとは…
聴衆の方々のお顔が良く見えない・・・(苦笑)

そんな中で
次のようなことをお話しいたしました

 

お彼岸とは、
お釈迦さまの生き方に少しでも近づこうと、
仏さまの岸
(彼岸)に渡ろうと
六波羅蜜(↓)を意識し、仏道修行に励む1週間である。

春秋のお彼岸お中日(春分/秋分の日)は、昼夜の時間が等しい。
すなわち、「真ん中」を意識し、
自分のワガママで右に左に振り回されないように心掛けることが大切。

六波羅蜜
布施 ふせ 与える喜びを知る
持戒 じかい してはならないことをしない
忍辱 にんにく 感情に流されず辛抱強く臨む
精進 しょうじん すべきことを少しづつでも励む
禅定 ぜんじょう 心穏やかに過ごす
智慧 ちえ 物事の道理を深く正しく理解する

・・・100点でなくともいい・・・
・・・及ばずながらでも・・・

仏さまの教えに寄り添って精進しましょう



彼岸に達するひと少なし『法句経』<85>
数多き人々のうち
彼岸に達するは
まこと 数少なし
あまたの人は ただ
この岸の上に
右に左に
彷徨(さまよ)うなり

彼岸に到る人『法句経』<86>
善く説かれたる
(おしえ)をききて
身は その法(おしえ)にしたがう
かかる人こそ
越えがたき
死の境を越えて
彼の岸に到らん



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