2011/07
東日本大震災

復興支援活動報告 その2


発災から4か月が経過し、栃木県ではほぼ日常の生活を取り戻しつつあります。

被災地でも、仮設住宅の入居が進んでおりますが、
≪街の復興≫という観点からすれば、まだまだそれに至っていないのが現状です。

「私たちに何ができるのか?」を自問しながら、様々な活動に取り組んで参りました。

 5月10日
  〜11日
県内青年僧有志とともに、
被災地にて泥かきボランティアに参加(於:宮城県岩沼市)
栃曹青HP該当記事を参照下さい
 6月17日 チーム八溝そば街道の皆様とともに、
手打ちそばの炊き出し活動のお手伝い(於:宮城県東松島市)
 6月21日 県内青年僧有志とともに、
被災地にて泥かきボランティアに参加(於:宮城県多賀城市)
★下記記事をご覧ください
 6月27日 県内青年僧有志とともに、
被災宗門寺院復興作業に参加(於:宮城県山元町)
★下記記事をご覧ください
 7月11日 宮城県曹青主催
月命日法要に参加
★下記記事をご覧ください
 7月16日 県内青年僧有志とともに、
【忘れないで3.11】街頭募金活動 (於:JR宇都宮駅前)
★下記記事をご覧ください





(ボランティアセンターへつながる階段)

6月21日 多賀城市一般ボランティア

この日は、道路の側溝の泥上げ作業に従事しました。
もはや梅雨明け!?と思わせるような暑さ、深さのある側溝からの泥上げ作業で、かなりの体力を消耗。。。

「まだまだ若い!(苦笑)」と自分に言い聞かせながら…
大雨が降った時に、少しでも排水が良くなることを願い、作業に従事しました。

          


     

市民からのニーズがほぼ落ち着いたとのことで、
6月末をもって多賀城VC
(ボランティアセンター)の県外ボランティア募集は終了となりました。

今後は、社会福祉協議会が中心となり、仮設住宅での生活支援・心のケアに移行するそうです。
多賀城市の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

◆当日の様子は、栃曹青HPでもご覧いただけます(別ウィンドウへ)








6月27日 山元町・宗門寺院復旧作業
(写真一番右=慶雲寺副住職)

「お盆までにはお参りできるようにしたい」との住職さまの願いがある…
宮城県の曹洞宗青年会から、マンパワー投入の要請を受け、
栃木県から8名の有志青年僧が作業に従事。

一日中雨天で、合羽を着ての作業となりましたが、
流れ着いた海砂で埋まった墓地の土砂撤去・清掃作業に取り組みました。

      


須弥壇の中央部には【希望!!山元町】の文字が…
寺院復興にかける住職さまの願いを察するに、少しでも力になりたいと願わずにはいられませんでした。

◆当日の様子は、栃曹青HPでもご覧いただけます(別ウィンドウへ)






     

7月11日 宮城曹青主催月命日法要に参加

宮城県の曹洞宗青年会は、毎月11日に県内被災寺院をキャラバンする形で、
≪月命日慰霊法要≫を企画しておられます。
本山での修行時代の仲間から声を掛けていただき、
栃木県曹洞宗青年会のメンバーも、7月の若林区での法要に参加することができました。

総勢50名を超える青年僧侶により読経がなされました。
お経の風に包まれる中で、お檀家の皆様がお焼香をする姿に、胸を打たれました。

◆当日の様子は、栃曹青HPでもご覧いただけます(別ウィンドウへ)







7月16日 【忘れないで3.11】街頭募金活動@

     

初めて行った街頭募金活動。

「なぜ今になって…?」の声もありますが、
私たちのテーマは、【あの震災を忘れない】ということ。
遠く離れた私たちの日常は回復しても、被災地の皆様は4か月経ったいまもご苦労続き…。
実際に足を運んで見た光景を心の中で思い返しながら、夕刻のJR宇都宮駅前に立ちました。

集まる募金額云々の話以上に、
街行く方々に「被災地はいまだ復興途中である」ことを、声を張り上げて訴えかけました。




テレビの報道時間は、めっきり減りました。

原発の問題も予断を許しません。


発災から初めての夏を迎える今、
現地の方々が見せた表情、語らいあった言葉の一言一言を胸に秘め、

私たちにできることはなんだろう?

しばらくの間、自問自答していきたいと思います。

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