◎平成16年7月

掌(たなごころ)を合わせると書いて合掌(がっしょう)と読みます。単に手を合わせる動作と思われがちですが、その姿には深い意味が込められています。
 合わせるその手を「仏さま」と「自分」になぞらえ、日頃の自分を、仏さまを基準として見つめ直させていただくのが合掌の姿です。

  心に波風が立っていたとしても、本尊様の前で、またお仏壇やお墓の前で、少しの時間でもそっと手を合わせる・・・。その人の心は、きっと穏やかなものになるに違いありません。
 今年のお盆には是非、おじいちゃんおばあちゃんからお孫さんまで世代を超えて、ご家族そろってご先祖様に手を合わせ、日頃の自分を見つめ直すとともに、私たちの心を清らかにさせていただきましょう。
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