◎平成22年5月


 宇都宮市文化会館大ホールが満席となった先頃の《栃木県宗務所主催・曹洞宗檀信徒大会》、準備段階でのこと。入退場時やトイレの混乱はないだろうか?昼食はスムーズに進むだろうか?と、数々の懸案がありました。
 私自身、総合司会の任を受けており、「当日マイクを通じて会場をコントロールしなければ(私が何とかしなければ)…」と、生意気ながら変に力が入っていたのも事実です。しかし、実際フタを開けてみると、諸々の懸案は全て思い過ごしであり、万事スムーズに日程を消化することが出来ました。始まる前の私の思いは、思い上がりそのものであって、会場スタッフの和尚さま方、当日ご参加の檀信徒の皆様のご協力の甲斐あって務め上げることができた司会の座だったように思います。
 「俺がやってやる!」という気概も大切でしょう。しかしながら、たくさんの協力・見えない力に支えられて自分のイマ(今)があることも忘れてはならないと思います。
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