◎平成23年3月


  津波被災地ほどではないにせよ、東日本大震災により、宇都宮界隈では停電や約2週間におよぶガソリン供給不足など、日常生活に支障が生じました。
 当たり前のようにその恩恵を享受しておりましたが、いざ不便を感じてみると、現代の便利な生活は、1人の力ではなく数々の支えにより、成り立っていることを実感させられました。夏に向けて電力需要のひっ迫が予想される中、私たちは、便利さに満ち溢れた現代の価値観を見直す必要があるのかもしれません。
 そこで注目されるのが、仏教の教えでもあり、戦後の混乱期を経験された年配の方々の知恵ではないか?と思います。
 今こそ、年配の方の出番です!物を大切にすること…保存食の作り方…電気がなくともできる遊び…などなど。そして、ご先祖様に感謝するということ…世代を超えて、是非お示しください。

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