2011/04
東日本大震災

復興支援活動報告 その1


震災直後は、ガソリン供給不安の影響等で、満足な初動体制が取れませんでした。
歯痒い気持ちでいっぱいです。

しかしながら、
3月末より、全国の曹洞宗青年僧侶と協働で、復興支援活動に取り組んでおります。

 3月30日 全国曹洞宗青年会(全曹青)災害復興支援部(福島県伊達市)手伝い
 4月 1日 県内青年僧有志とともに、
避難所にて行茶活動(於:福島県国見町)
行茶活動についてはコチラを参照下さい
 4月 7日 全曹青災害復興支援部・ボランティア現地調整手伝い
 4月 8日 栃木県曹洞宗青年会により救援物資収集・発送
栃曹青HP該当記事を参照下さい
 4月21日 県内青年僧有志とともに、
被災地にて泥かきボランティアに参加(於:宮城県岩沼市)
★下記記事にて紹介いたします






出発前の参加メンバー
(前列左:慶雲寺副住職)


被災地での初めての活動ということもあり、今回は日帰りの企画。
朝6時に慶雲寺に集合し、いざ宮城県岩沼市へ・・・。

写真撮影者も含め、総勢7名の有志が集いました。





岩沼市災害ボランティアセンター(VC)で受付

メンバー各位、気合が入って、装備はバッチリ!
作業服やつなぎに着替え、マスクを装備。

しかし、なぜが装備のほとんどが新品!!(笑)

そんな素人集団の活躍は、↓下部↓へ…。

     

岩沼市災害VCの掲示物

VCを運営する社会福祉協議会のスタッフ手作りの掲示物が、
至る所に張り出されていました。

感謝を伝えるお礼の文言・・・ボランティアに訪れた方の励ましの文言・・・
ささやかながらでも、一つ一つの力が重なり合って、
復興へ向かうことを祈らずには居られませんでした。




     

VC内部の様子

     

現場に赴く前の調整段階、待機所の様子

1人でお見えになっている方も多く、
同じ志で隣り合わせた同士、出身地の話や情報交換で自然と打ち解け合います。

この後、先着順に班に振り分けられ、
送迎マイクロ
(岩沼ボランティア号)に乗って現場へ向かいます。

7名で参加した全員初心者の私たちは、
他の経験者とマッチングされ、
3名と4名に分かれて、別々の現場に赴きました。





資材を借り受けいざ活動へ・・・

     

個人宅の塀沿いの清掃作業を依頼された私たち。
流れ着いた稲ワラの山を、牧草用フォークで一輪車に乗せては運びの繰り返し。
作業は、午前と午後各2時間の2部制。


     

分別され積まれたがれきの脇を通って…一生懸命運びました。



上の4枚とは逆方向から写すと、荒々しい津波の痕跡が…
さすがにこれは、私どもでは手に負えません。



     

岩沼市・名取市沿岸部の様子

沿岸にほど近い全壊家屋は手つかずの状態。
あまりに被害が甚大で、
1ヶ月でなされた作業は“道を通すことだけ”なのかもしれない。

     



ここは、面の被害のごく一部。

復興には、まだまだ時間も、お金も、労力も、必要だ


被災された方々の気持ちに少しでも寄り添いながら、1人ひとりが出来ることを・・・

現地に行ける方は現地へ…それが出来ない方は義援金を・・・

復興支援活動は、一時のブームで終わらせてはならない。
たとえテレビの報道時間が減少したとしても、決して忘れず、力を注いでいきたい




★★【岩沼市災害ボランティアセンターブログはコチラ】★★
とてもよく機能しているVCでした。
初めてでも、抵抗なく作業の流れに乗ることが出来ました。

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