◎平成26年1月

 日本勢のメダルは8個という好成績の中、ソチ冬季五輪も幕を閉じました。しのぎを削った各国の選手たちも、肩の荷を下ろし、家族、友人のもとへ帰り、ホッとした時間を過ごしていることでしょう。
 張り詰めたゴムはいずれ切れてしまうと申しますが、メダルを争った選手たちはもとより、私たちも緊張の状態を四六時中維持することは困難であります。ひとり背負い込むことなく、時には誰かに語り、時にはリラックスした状態に身を置くことも、次のステップに進むには大切なことかと思います。
 誰かのおかげでホッとできることは、大変ありがたいことです。一方で、誰しもが他の方の心の重荷を和らげてあげることが出来る存在であることも忘れてはなりません。ふとした頷きが安堵をもたらすこともあり、ちょっとした気遣いが笑顔をもたらすこともあるでしょう。〈優しい気持ち〉は、人から人へと広がるもの。皆様の回りに、良い循環が生まれますように!!

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