◎平成28年7月

 長かった梅雨が明け、ようやく夏本番の様相を呈してきました。そんな中、境内の草取りをしていて感じたことがあります。
 春先の草の根っこは、細く横へ広がる形状なのですが、夏を迎えての草の根っこは太く、真下へ深く伸びる形をしています。察するに、温度に対応し水分をより吸収するために、そのような形になっているのではないかと思います。
 どんな大木も根っこがなければ倒れてしまいますし、葉を茂らせ花を咲かせるために、目に見えない土の中で根っこが大きな働きをしているのだなぁと考えさせられます。
 今生きている私達誰もが、母のお腹から産まれてきました。目に見えないご先祖さまから繋いでもらった生命の上に、人生たくさんの花を咲かせています。その花ばかりに目を奪われることなく、来たるお盆には、ご先祖さまを真心込めてお迎えし、ご自宅でおもてなしをしながら、報恩感謝の思いをお供えしましょう。

ひとこと法話TOPへ