◎平成29年9月
強烈な言動で元議員さんが週刊誌で叩かれたのはつい先ごろ。私たちはヒトとして言葉を使う能力を持つ以上、発する言葉を受けた相手がそれをどう受け止めるか?十分に注意する必要があります。
道元禅師さまは、言葉を発するにあたって「胸の内で三度顧みて、自他ともにプラスとなるならばそれを言い、ならない時は言うことを止めるべきである」と示しておられます。
相手の非をあげつらうような悪意に満ちた言葉は、三度顧みるうちにぐっと飲み込み、思いに任せて言葉にしないよう心掛けねばならないでしょうし、たとえ何かを指摘する時でさえ、相手が素直にうなずけるよう言葉をしっかりと選ぶことが大切になるでしょう。
やさしい言葉は、穏やかでまるい心が原点です。日頃から自分の心を点検し、自然と周りに暖かみを及ぼす言葉を使えるようになりたいですネ。
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